今回は、
エルメネジルド ゼニア スーツの水洗いの紹介です。
ゼニアは、原毛の選択から仕立てまで自社で行う「垂直統合システム」の生産方式を守り続けているミルで有名です。
また、紳士服用の最高級テキスタイルと称されて各オーダーショップもゼニアの生地を採用されていますね。
今回お預かりしたのは、プレタライン4型あるうち、スタンダードなミラノラインです。
タグには色んな情報が詰まってるので非常にありがたいです。
生地はトロフェオ、1965年に誕生し名前はトロフィーを意味し優れた原毛生産者への敬意を示すそうです。
因みに自分の誕生年と同じなので覚えやすい。
今回お客様曰く、生地が硬く、特有の光沢も失われている感じがするとの事でご依頼を受けました。
確かに触ると硬さがありましたので、カウンセリング後、水洗いを選択して頂きました。
カルテ作成後、下準備をして丁寧に洗わせて頂きました。
水洗い後はこの様になります。
この状態で丸一日かけゆっくりと乾燥し乾燥後、採寸をしてお預かりした時の状態を確認します。
その後、プレスに入ります。
シルエットを考えながら、丁寧に時間をかけプレスをし、元の寸法に戻して終了です。
ご興味がある方は、
お気軽に問合せ下さいませ。